2019年 包装界合同新年会 ご挨拶
2019年 包 装 界 合 同 新 年 会
藤 重 会 長 挨 拶
皆様、新年 明けましておめでとうございます。日本包装技術協会 会長の藤重 です。
本日は、年始ご多用のところ、「包装界合同新年会」に、このような大勢の皆様方に、ご参集頂きまして、誠にありがとうございます。
また、ご来賓として、ご公務ご多用のなか、経済産業省 素材産業課長 湯本啓市様 をはじめ、行政関係の皆様、そして市民・消費者団体の皆様など、多くの方々にご出席賜わりまして、心より感謝申し上げます。
ご指名でございますので、主催10団体を代表しまして、ひと言、ご挨拶を申し上げます。
皆様ご承知の通り、本年4月30日天皇陛下ご退位、翌5月1日皇太子殿下が、第126代の天皇陛下にご即位されます。ということですので、この1月は、“平成最後の新年”を迎えたことになります。
昨年夏頃から、“平成最後の○○”というのが、トレンドワードのひとつになっているようです。ご退位の日に向けて、このワードに触れる回数が、ますます増えてくるものと思います。
『平成31年・2019年』は、私たちが初めて経験する、歴史的な、とても貴重な一年と言えます。このように本年は、慣れ親しんだ平成に思いを巡らすと共に、来るべき新しい時代の輝きに希望を膨らます年であります。
さて、国連が未来への指針として、17のテーマからなる「持続可能な開発目標(SDGS:エスディージーズ)」を採択し、その細目で食品ロス削減や、廃棄物排出量の大幅な削減等の課題を提起しています。これを受けて、包装分野においても適正な内容量の設定、賞味期限の延長、品質保持期限の延長、さらに3R(リデュース・リユース・リサイクル)の強化等、包装の果たす役割の重要性が、世界的にますます高まっております。
持続可能な社会にニーズに対応していくため、低炭素社会の実現やエネルギー・環境対策の再構築は言うまでもありません。一方、食品に対する安全・安心への取り組みや、セーブフードといった最近の社会からの要請等に応えていける、より高度な技術開発が、企業の責任として、また社会への大きな使命として、早急に取り組むべき課題となっています。