H26年 包装界合同新年会 ご挨拶
創立50周年宣言の実現に向けた活動の推進を
公益社団法人 日本包装技術協会
会長 尾﨑 元規
平成26年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
わが国は今、金融政策及び財政政策の実施により、株価の上昇や円高の是正などが進み、さらに民間投資を喚起する成長戦略の実現に対して強い姿勢を示すことによって、長く続いたデフレ脱却と日本経済再生に向けた取組みの強化を図っています。再び経済に活気を取り戻し、持続的で力強い成長に繋げてゆくためにも官民一体となって迅速かつ着実に行動していかねばなりません。
このような情勢の中で今、包装産業は社会に調和した包装の実現に向けた新しい挑戦が始まっており、持続可能な社会形成への貢献が大きな命題となっています。特に、昨今、食品に対する安全・安心への関心が大変高くなっており、トレーサビリティの浸透など包装を通して食の信頼に向けた取組みが進展する一方、適正表示の強化やユニバーサルデザインの促進などもまた消費者に向けた命題として現在の大きな課題となっています。
協会は、こうした大きな変化の中で昨年創立50周年を迎えました。この機に、持続可能な社会形成の向けてこ公益事業の推進と強化の叡智と努力を傾注し、豊かな」社会の構築と活力ある包装産業の実現を目指して次の目標達成に邁進するため、次のような宣言を行いました。本年は、関係各位のご支援のもとにこれら宣言内容の具体的な実現に向けた活動の実施を図りたいと存じます。
-社会のニーズに対応したより高度な包装の開発
-包装における「安全・安心」への取組み強化と技術開発の推進
-包装活動のグローバル化と国際連携活動の促進
-包装技術の科学的な体系化推進と包装人材の育成強化
-次世代包装に向けた情報共有化、技術交流の推進
そして本年は、東京パック2014(東京国際包装展)が日本の包装産業の総力を結集して開催されます。世界を代表する国際包装展としてふさわしい内容と運営を図り、本展が包装産業の活力ある発展と社会生活の向上、さらに国際相互の理解を促進できるような機会の拡充に寄与するよう願ってやみません。
本年もまた、会員の皆様方をはじめ、関係各位のますますのご支援とご鞭撻を賜わりますようお願い申し上げます。