H28年 包装界合同新年会 ご挨拶
2016年1月7日(木)
ローヤルパークホテル ロイヤルホール
2016年包装界合同新年会
浅野会長挨拶
皆様、明けましておめでとうございます。
ただ今、紹介頂きました日本包装技術協会の浅野です。
本日はお忙しい中、包装界合同新年会に大勢の皆様方にご参集賜わり、まことにありがとうございます。また、ご来賓として、お忙しい中、経済産業省の渡邉課長をはじめとする行政関係の方々、そして市民・消費者団体の皆様など、多くの皆様方にご出席賜わり、まことにありがとうございます。
ご指名でございますので、主催10団体を代表しまして、一言ご挨拶を申しあげます。
昨年は、経済政策「アベノミクス」の各種取組みが、継続的に取り組まれ、円高の是正や株価の上昇により、長年の経済的な停滞感やデフレ経済からの改善が見られました。しかし、要である成長戦略については、実感できるような成果は少なかったのではないでしょうか。
本年は、財政健全化、エネルギーの安定供給と経済性の確保、さらに地方創生の推進等、成長戦略として掲げた具体的な政策へのきめ細かな取組みを通して、経済の好循環を全国に拡大させ、国民生活の向上を図っていくことが最優先課題となるかと存じます。
このような情勢の中で、包装産業は、今までに構築してきました技術力や知見を生かして、さらなる高度化や多様化等に適切に対応していくことが求められています。 ライフスタイルの急激な変化や少子高齢化の進展という大きな潮流の中で、変化に適合した包装の開発、それは誰にとっても安全で、安くて、安心して使用できる包装の実現であり、持続可能な社会の形成に貢献できる包装の実現であると考えます。
特に、食の安心・安全やセーブフードといった最近の社会からの要請に、包装界として応えていくためには、品質保持期間や賞味期限の延長、さらに包装材料の適切な選択が求められ、その対応には高度な技術開発が必要であります。また、社会のグローバル化が進む中、包装業界においてもこれからますます海外とのつながりを意識した展開が必要になってくると思われます。
そのためにも、当会の基本事業であります包装適正化の推進や、次代を担う包装人材の育成等の事業をさらに充実させると共に、包装を通して豊かな社会の構築と活力ある包装産業の実現を目指していきたいと考えております。
さて、本年は、世界を代表する国際的包装展である東京パック開催の年であります。
包装を取り巻く環境はまだまだ厳しいものがございますが、10月の開催に向けて準備は着々と進んでおります。本日ここにご参集いただきました皆様方をはじめ、包装分野に関わるすべての方々のご支援とご協力のもとに、国内のみならず、高度な日本の包装技術を世界に発信する国際包装展としてふさわしい内容と運営を図っていく所存でございます。
本展が包装産業の活力ある発展と社会生活の向上、さらに国際相互の理解を促進できるような機会の拡充になりますよう、本日お見えの市民団体の皆様方にもぜひ、この展示会にご参加頂きたいと願っております。
ところで、今年は、「申」年です。昔から申年の人は、才気活発、進取の気に富むという長所と、軽挙妄動が多いという短所があると言われているそうです。まさに、猿と呼ばれた豊臣秀吉のようでしょうか。我々も自分自身の長所短所をしっかりと承知して、今年は人べんに申と書いて、自分も世の中も景気も伸びる年にしたいものです。
最後になりましたが、本年が皆様方にとりまして良い年となりますよう心からお祈り申し上げ、10団体を代表しましての新年の挨拶とさせて頂きます。
どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。