H30年 包装界合同新年会 ご挨拶
2018年包装界合同新年会
藤重会長挨拶
皆様、新年 明けましておめでとうございます。
日本包装技術協会 会長の藤重 です。
本日は、年始ご多用のところ、「包装界合同新年会」に、大勢の会員皆様方に、ご参集頂きまして、誠にありがとうございます。
また、ご来賓として、ご公務ご多用のなか、経済産業省湯本課長をはじめ行政関係の方々、そして市民・消費者団体の方々など、多くの皆様方にご出席賜わりまして、心より御礼申し上げます。
ご指名でございますので、主催10団体を代表しまして、ひと言、ご挨拶を申し上げます。
昨年は様々な出来事がございましたが、国民にとりまして最も大きな関心事は、天皇陛下の生前ご退位のことと思います。
来年、平成31年4月30日ご退位、翌5月1日より、皇太子殿下のご即位が正式決定されました。平成に代わる、新しい元号は本年秋を目処に発表される予定です。このように本年は、慣れ親しんだ平成に思いを込めるとともに、来るべき新しい時代の輝きに希望を膨らます年であります。
天皇陛下の生前退位は、200年前となる江戸時代後期、1817年の光格天皇以来のことであります。私たちが初めて経験する、歴史的な、とても貴重な一年になると思います。
このような年を迎えるなか、包装界に目を向けますと、少子高齢化の進行や健康志向の増大、さらに循環型社会の構築に向けてのライフスタイルの変化等、生活を取り巻く環境の大きな変化に伴い、包装は一層の高度化、多様化、そしてグローバル化が求められています。
特に、現在、包装分野においてはフードロスの削減や高齢化への対応、そして地球環境保全といった課題に対して、品質保持期間や賞味期限の延長、利便性の向上、そして環境に配慮した素材の使用等、解決に向けて様々な取組みが行われております。このような取組みは次世代に向けた大きな挑戦であり、今後の包装産業の発展と豊かな社会形成への大きな貢献に繋がるものと信じています。
こうした中で、日本包装技術協会は、本年10月に「東京パック」を」開催します。「東京パック」は、1966年に第1回を開催し、本年は27回目を迎える、半世紀にわたる歴史と実積を有する展示会です。
包装界を取り巻く環境は、まだまだ厳しいものがございますが、10月の開催に向けて、準備を着々と進めております。
本日、ここにお集まり頂きました皆様方をはじめ、包装分野に関わるすべての方々のご支援とご協力のもと、世界を代表する国際包装展として、ふさわしい内容と運営を図って参ります。
本展示会が、包装産業の活力ある発展と社会生活の向上、更には、世界各国の相互理解が、促進できる機会となりますことを願っております。包装業界、並びに関連業界の皆様、そして、本日お集まりの市民団体の皆様方にも、「東京パック」に、是非ご参加頂きたいと思います。
結びにあたり、本年が皆様方にとりまして、良い年となりますよう心からお祈り申し上げまして、10団体を代表しての、新年のご挨拶とさせて頂きます。どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
藤重貞慶
公益社団法人 日本包装技術協会 会長
ライオン㈱ 相談役