2021年 年頭のご挨拶
令和三年年頭所感 東京包装協会 会長 福本 芳久
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は一般社団法人東
京包装協の運営に対し格別のご理解、ご協力を賜りましたことを心より感謝
を申し上げます。
さてコロナウイルスが世界中に感染が拡大し東京オリンピックの開催が今年
に延期され、皆様が毎日の感染者数を気にされていた事と思います。
さて、2020年の世界経済成長は前年比―3%強が予想されてされ、20
21年の経済成長率はコロナの重症化を防ぐ治療法、ワクチン、特効薬の普及
し経済活動が回復するかにもよりますが、4%程度の成長が見込まれます。
欧州、アメリカなどがコロナウイルス感染症により都市封鎖などで経済活が
停滞しております。特にアメリカは大統領選挙が行われトランプ大統領の言
動や各都市での暴動により国家を二分する状態になる中でバイデン大統領政
権が発足します。ダウ平均は金融緩和などを背景に急上昇をしており、先
行きの不透明状態が続いております。
日本においても、2020年の経済成長率は前年比-5%台半ばのマイナス成長
になると予想され、2021年は3%強の成長が予想されます。2月にダイヤモ
ンド・プリンセスクルーズ船からコロナウイルスの感染が始まり4月緊急事
態宣言9月安倍首相の退陣、菅首相の就任となりました。様々な行事、スポー
ツ競技等のイベントが縮小、中止なりました。12月の惑星探査機ハヤブサ2の
カプセル回収などが明るいニュースとしては上げられます。
今年は日本においては、昨年後半からは半導体、自動車を中心に製造業は回
復しておりますが、飲食、旅行、サービス業などは厳しい状況が続いており、廃
業、倒産が続いております、多くのパート、非正規労働者が今回のコロナウ
イルスの最大の被害者になっており、こうした層に対して政府の手厚い経済
対策、財政支出、更なる金融緩和は必要だと思われます
当包装業界も、レジ袋の有料化等の環境問題がより厳しく多く問われる事と
なりました。また訪問営業などの自粛が続きテレワーク、ITなどの活用した
業務形態が通常のなりつつあり、実体の物流、商流もその影響を受けて元の
状態には戻らないと思います。
当協会はこのように変化する社会の中で、協会会員の発展のために皆様との連携を密にしながら、情報の発信を提供していくことを考え事業活動を展開していきたく思います。本年も会員、関係各位のご指導ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。